柿生新橋から共和橋までの麻生川沿い(約1.3km)に約250本の桜並木があり(老木化のため現在は一部伐採)、3月下旬から4月上旬の桜の開花に合わせて麻生観光協会主催の桜まつりが開催されます。イベントとして、麻生川桜まつり唄、お囃子、よさこいソーランなどの催しが行われ、多くの人で賑わいます。
麻生川桜祭りと観光協会について
平成6年、区政推進事業として、麻生区役所と街づくり財団とが協働で、麻生川桜祭りを4月9日に開催したのが、最初のことと記憶しています。
平成7年・8年もそれぞれ行ったものですが、平成9年はなぜか行いませんでした。
当時は今よりも建築物が少なかったので、小田急の電車の中から開花状況がよく分かりました。
また、花見を楽しむ人達が集まって、賑やかに花見の宴を行うことも多く、勢いゴミ等も置き忘れが多く、風やカラスの悪戯で付近に散乱し、住民や地主などからの苦情もありました。
区役所の計らいにより、土地改良区理事長(故鈴木責氏)・上麻生町内会会長(故井上吉保氏)・麻生環境センター上部利用運営委員会会長(故鈴木利治氏)の3者で協力して桜祭りを行うことになりました。
碓井勝次 平成10年は、麻生川桜を見る会として、トイレ管理とごみ処理程度でしたが、柿生中央商店会のご協力もいただいて、平成11年にはライトアップも行うようになり、花見客も増えて参りました。
幸い、地元の方々のご協力もいただいていましたので順調でしたが、特に上麻生側の道路の混雑が心配になり始めました。
道路規制等の事項につきましては、祭りとは言っても責任ある組織の下で実行するのが将来的にも当然のことであります。
元々、区役所とまちづくり財団の区政推進事業で始まったことですが、平成11年4月、桜祭りが終わり、後片付けが終わったことを区役所へ報告に行った際、新しい石井区長さん・羽鳥副区長さん・黒澤課長さん・井出係長さんが同席されていましたので、観光協会立ち上げの話をしました。
この時は、統一地方選挙が終わって間もない時でしたので、直ちに話は進みませんでしたが、区長さんには真面目に対処していただきました。翌年4月に一年で栄転、峰岸さんが区長に就任され、8月頃から協会の話を進めたもので、井出係長さんには直接大変お世話になりました。
当時町会連合会長の中島豪一さん・同社会福祉協議会会長の壁義彰さんらのご協力をいただき、12月末頃立ち上げの準備を整えました。平成13年は観光協会の実行委員会が、上麻生町内会と環境センター上部利用運営委員会の協力を得て、行うことが決まりました。
平成13年2月24日、区役所の会議室に於いて麻生観光協会の創立総会を開催し、提案どおり可決、小島一也会長のもと、4月1日に発足することとなりました。
4月7日の土曜日、晴天・満開の桜の下で麻生川桜祭りが、麻生観光協会の主催で実行委員会が実施しました。
麻生文化協会所属の舞踊愛好者の皆様をはじめ、舞踊グループの方々の踊りとして、麻生まつり唄・王禅寺音頭・麻生川桜祭り唄・柿生音頭等を踊り、また、カラオケも飛び入りで行ったりして、盛大に開催されました。