麻生の歴史散策「旧片平村をめぐる」催行

(掲載日:2022年5月2日)

 2022年度第1回麻生の歴史散策「旧片平村・伍力田村・古沢村をめぐる」が4月26日(火)に曇(のち雨)ではありましたが開催されました。
今年話題の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の頼朝・義経ゆかりの寺社をめぐる、という散策案内チラシのためか過去最高の170名超の申込でした。抽選で定員30名が当日参加しました。
柿生駅北口からすぐの柿生緑地にひっそりと咲く、里山を代表する花キンラン、ギンランを鑑賞。キンラン、ギンランという和名は黄金色の花を咲かせる(金蘭)、白色の花を咲かせる(銀蘭)ことに由来します。
柿生緑地に隣接するように曹洞宗夏蒐山修廣寺(なつかりざんしゅこうじ)があります。山号の「夏蒐」は源頼朝がこの辺りで夏に巻狩(蒐)をしたという言い伝えに因むもので、本堂に上げていただきご住職に興味深いお話を伺いました。
 続いて、日蓮宗妙永山善正寺でもご住職から興味深いお話を伺うことができました。
 仲村通り公園、白鳥神社、金神神社までは何とか天候はもったのですが、金神神社を辞してからとうとう大雨が降り出し、九郎明神社は残念ながら見学が十分にできなくなってしまいました。
九郎明神社は義経伝説の一つで、義経・弁慶一行が奥州から鎌倉に馳せ参ずる途中、古沢辺りで日が暮れてしまったので村人に一夜の宿を乞うと快く泊めてくれ、翌朝義経は一振りの太刀を礼に贈って立ち去り、村人はその太刀を村の神社に奉納した。義経自害後何時しかその神社は九郎明神社と呼ばれるようになった、という言い伝えがあります。
 雨の中急ぎ五月台駅まで歩いて解散となりました。
 アンケート結果もご参照ください。

柿生緑地で金蘭・銀蘭を愛でる参加者
夏蒐山修廣寺
妙永山善正寺
九郎明神社