(鶴川駅・岡上周辺)
(とうこういん・おかがみのいたび)
鎌倉道に向かい東向きに建てられ、それが寺名の起こりとなっている。仁王門は重層で門内左右に仁王像、その背面に六地蔵、階上には阿弥陀三尊を中心に十王が安置されている。本尊は大日如来像。行基菩薩が関東下向の折、鶴見川より東の岡の上に光る物を見て、草庵を建てたのが寺の始まりと伝 えられている。秘仏・木造 兜 跋(とばつ)毘沙門天立像は川崎市の重要歴史記念物になっている。イトヒバ、イチョウ、カキノキが川崎市選定「まちの樹50選」に選ばれている。
板碑は、供養塔として鎌倉・室町年間に各地に建てられた。岡上の板碑(写真左)は、昭和15(1940)年に堰の改修工事中に水深1m の用水路より発見され、現在は東光院本堂内に保管されている。高さ140cm、幅44cm の板碑には「文永4(1267)年丁卯3月15日」と刻まれており、現存する板碑では市内最大、麻生区内では最古のものである。
所在地 | 麻生区岡上2-12-1 地図を見る |
電話 | 044-988-0139 |
アクセス | 小田急線「鶴川」駅下車、徒歩12分 |